サポーター。

関節を保護するサポーターは要るのか要らないのかの問題についてお話しさせて頂きます。

患者様との会話でたまに出てくる話題です。

「膝が痛いので、サポーターってどうなんですか?」

以前私は学生時代バスケットボール部に所属しておりまして、足首の捻挫時にサポーターを付けていました。
確かに安定感もあり恐怖心も和らぎますので、1年くらいは付けていました。

では、サポーターを付けることのメリット&デメリット
をお伝えしていきます。

サポーターのメリット

①安定感がある

②痛みが和らぐ

③心理的に安心する

④自分で取り付けが出来る

サポーターのデメリット

①根本の解決にはならない

②付けている時間が長いと筋肉が弱くなっていく。

③動きが悪くなる。

④血行不良になる。

本来サポーターの役目は、関節の保護なので、怪我をしてから少し落ち着いた時に、サポーターを付けることが多いと思います。
関節周りの筋肉も弱くなっているので、その負担を軽減する為に使う事はよいと思います。
ただ、サポーターは関節を保護するだけなので、関節を良くする効果はないんです。
サポーターを付け続けると筋肉が弱くなって関節を支えきれなくなってしまいます。

筋肉が弱くなるということは使う頻度が少ないので、全身の血行が悪くなります。
血行が悪ければ自然と痛みを引き起こしやすいメカニズムが形成されますので、長期的に見ればかえって痛みを増幅させる因子になります。

サポーターを付けるよりも大事なことは
自分の力で筋肉を付ける事です。
筋肉を強くするだけで関節の痛みも改善できます。
筋肉を付ける事は、基本的にいいことしかないです。

私も、学生時代はプレイばかりで、自身の身体と向き合わず、筋力トレーニングを一切せず、足首にサポーターを付けて誤魔化した結果、足首周りの筋肉が衰え、ふくらはぎは小さくなり、よくつっておりました。

あの時に身体を鍛えていれば、、、と思う時があります。
今は忙しても週二回はトレーニングに励み、足首の弱さは無くなり、つる事もありません。

筋力トレーニングは、
継続した人が最終的な勝者になる

普通、時間をかければすぐに何事も成果が出るって思います。
でも実際はうまく行かないことも多くないです。

成長の仕方は人それぞれ違いますから、いきなり上手く行く人もいれば、時間が掛かってもなかなか上手く行かない人もいます。

階段のおどり場だと思ってください。

成長は階段型、そういうものだと最初から認識していれば大丈夫です。
もう少し頑張れば、次の「ステージ」が来る、そういう確信が持てれば
トレーニングを継続することができます。

最初に苦労した人は後半になって確実に身を結びます。

結論
サポーターを付けるよりも自分の力で筋肉を付けるに変えましょう!!

サポーター。” に対して1件のコメントがあります。

  1. より:

    江本院長に5年以上お世話になっています。
    左膝、右膝とボロボロになり、痛み止めを連日服用するなど苦労しましたが、結局のところ状況に合わせて徐々に動かしながら筋肉をつける以上の良薬はないと思っています。
    使わないとあっという間に筋肉は落ちるし、筋肉がついてくると自信もついてきます。

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